福岡県建築士会福岡支部 角銅 久美子

 平成17年3月20日10時53分 突然震度6弱の地震におそわれました。
 地震はないと誰もが思い込んでいた福岡。なにが起こったのか一瞬わからなく 驚きにおそわれ 地震だと気づくのにチョット時間がかかったのをおもいだします。 何度も続いた余震。怖い想いを福岡地区の人は経験しました。
 建築に携わるものとして、特に地震については 感じることが一般の人と 異なる視点で この地震体験を感じたであろうとおもわれ この貴重な体験を調査し記録にとどめようとアンケート調査することに 災害対策委員会の意見はまとまリました。
 出来るだけ早いうちに 記憶の鮮明なうちにと 4月には アンケートの内容つくりに着手 産業大学の楢橋教授のご意見もいただき、5月にはアンケート発送にこぎつけました。地震の後始末など多忙な時期にもかかわらず、支部会員約800人のうち100人の返答がありました。
 お読みになればおわかりかと思いますが、災害にたいする建築士としての、皆さんの真剣なご意見が多く寄せられましたのでそのまま記載する事にしました。 編集会議は、1月に1回福岡市NPOボランティア交流センターに集まり編集が進められ、グラフ、表に表現するのは中原さんがねじり鉢巻で奮戦してくれました。 問題は発行印刷費用で。予算に組んでない出費でしたが常任幹事会にかけ、予備費より特別支出していただきました。
 当初1,000部支部会員のみ配布の予定でしたが、皆様のご理解のもと3,000部つくり、一般市民にも配布建築士会活動PRのため活用する事になりました。編集会議をくりかえし、3月17日印刷物の到着にこぎつけました。
 3月20日1周年のいろいろな催しがありそれに間に合い一同ほっとしております。福岡県西方沖地震から学ぶ「市民防災の日パネル展」3月13日〜17日まで、福岡県西方沖地震1周年啓発イベントパネル展、3月20日〜24日までともに福岡市役所1Fロビーにて、アンケートパネルの展示、アンケートサッシの配布、福岡市役所15Fで行われた『地震・防災セミナーー忘れんばい3・20――2度目に自信(地震)あるねー』講演に参加した 一般市民来場者に配布好評でした。
 おりしも耐震偽装問題があり、建築士のあり方が問われておりますが地道にボランティア活動をしている、建築士の存在を知ってもらえたのではないでしょうか。
 福岡支部の災害対策委員会は、平成15年2月に発足しております。
 当初は応急危険度判定士の連絡網整備、ネットワークつくりを目指し随時研修会、防災訓練、DIG(災害図上訓練)、三笠川氾濫調査など積み重ね、委員会会員の意識もあがってきたとき、福岡県西方沖地震が起こりました。
 連絡網も出来ていましたので、地震の起きたあくる日3月21日の朝には、すぐ対策できる体勢に入り建築5団体と連携を取り合い、共同で災害対策、ボランティア活動が可能になり、建築士として職能的社会貢献が出来、高い評価をえました。今後このアンケート調査のカテを生かしより結束して参りたいと委員会員一同希望しております。

 ちなみに、福岡支部災害対策委員会の活動目的は 
 @災害時の地域貢献活動のための調査研究に関すること。
 A災害時のネットワークの構築と維持に関すること
 B応急危険度判定士の技術維持のための研修会、講習会にかんすること
 C災害時の他都市、他建築士会への応援参加に関すること

 現在委員会会員は現在11名(内女性3名)とてもやりがいのあるアットホームな会です、毎月第3水曜日18:30より「あすみん」にて例会を開催してます。どうぞご参加ください。

 『福岡県西方沖大地震 建築士100人による体験記録』まとめ欲しい方、福岡支部まで申し込みください。