(公社)福岡県建築士会情報誌 メッセメールマガジン 令和4年3月1日発行 第189号 通巻第405号

作品名 浦志の家
設計者 松本孝充
勤務先 松本設計
施工者 松島建設 松島進二
第33回 福岡県美しいまちづくり建築賞
大賞(知事表彰)【住宅の部】
3
募集

「第28回 会員作品展2022 春・夏号」

今回も第27回に引き続き、用途や規模にとらわれず、過去5年以内で会員が担当した作品を自由に募集いたします。作品は、会社の名前や管理建築士の名前だけでなく、その作品に主体的に携わった担当者のお名前を掲載してもかまいません。
 ただし、建築士会会員に限ります。若い会員の方も、どしどしPRしてください。なお、過去の作品展の内容は、建築士会ホームページで4年間は閲覧できますので、ご参考にしてください。
 また、会員作品につきましては、随時受付けています。ご応募いただいた作品をまとめ『会員作品展』として年2回に分けて「メッセ」4月号、10月号、ホームページのトップページにスライダー等でご紹介していますので、ぜひご応募お待ちしています!
今回は、メッセ3月号『会員作品展2022春・夏号』でご紹介いたしますので、3月30日(水)までに下記応募フォームからご入力ください。
 ホームページのバナー「会員作品展 作品募集中」からご応募いただけます。
広報副委員長 大嶌 栄三
案内

3/12(土) 会員トークセッション CPD2単位

 コロナ禍が続いたこの2年間なかなか思うような活動ができずに、多くの士会会員は会への帰属意識もいささか希薄になった感があるのではないでしょうか?そこで、新たに士会会員になった方々はもとより、すでに活動されている会員の方々も一堂に会してのリアルなトークセッションを企画します。そこでの建築の面白さや地域との関係などの講演や意見交換が日常業務の力水となり、また士会活動の魅力を見出し人的ネットワークを作るきっかけになることを目指したいと思います。
 建築士会は他の団体と同様に客体として存在する組織ではなく、その実態は会員の皆さまが建築士会そのものなのです。会員の元気が建築士会の元気を創り出します。士会の元気が社会の建築に関わる人々を元気にすることで社会貢献につながります。
そんなに大上段に構えることもありませんが、仲間と楽しく活動することができる場であることをお伝えしたいです。そこでそのきっかけづくりの場として「会員トークセッション」を開催することにいたしました。

会員トークセッションについて「建築・まちづくり と 建築士」
日 時:令和4年3月12日(土) 
      受  付 13:30~
      基調講演 14:00~14:50
          「 建築・まちづくり と 建築士 」(仮称)
           講師/平瀬有人氏(佐賀大学准教授・福岡県建築士会会員)
           15:00~15:15 ※青年・女性委員会、まちづくり委員会
    クロストーク 15:15~16:30     
会 場:ARKビル2階会議室  福岡市博多区博多駅東2丁目17-5
     アクセス ⇒ https://www.ohi-kaigi.com/ark/accessmap/
定 員:30名

★ご案内は こちら をご覧ください!

★申込用紙は こちら から
会員委員長 内野英雄
挨拶

「建築と法律」(75)

 2020年4月改正民法が施行されて約2年となります。2020年3月以前に締結された設計契約や工事請負契約の報酬債権の消滅時効は,改正前の規定が適用され3年です。もし,未回収の設計報酬があったら,すみやかに訴訟提起して消滅時効が完成しないようにしてください。

【会員のための無料法律相談のご案内】
 3月14日(月)に福岡市内で無料相談をします(コロナなどの状況により中止もあります。)。電話での法律相談は随時実施いたします。いずれもご希望の方は電話にてご予約ください。秘密は厳守いたします。電話0985-65-8800(あさひ法律事務所・宮崎市旭1-7-15MRKビル2F)
(公社)福岡県建築士会 福岡地域会 会員・弁護士(宮崎県弁護士会) 矢野間 浩司
報告・案内

令和4年建築士試験について

令和4年 建築士試験(一級・二級・木造)の受験申込が4月1日(金)に開始されます。

令和4年の一級・二級・木造建築士試験の受験申込み受付が、2022(令和4)年4月1日(金)午前10時に開始されます。受験申込は、原則として「インターネットによる受付」のみとなります。
「インターネットによる受付」は、新規受験を含めたすべての方の受付が可能です。なお、インターネットによる受験申込が行えない正当な理由がある場合(身体に障がいがありインターネットの利用が困難である等)には、4月6日(水)までに公益財団法人建築技術教育普及センターまでお問合せください。
また、受験申込に必要な書類等は、「受験の区分」「受験資格の区分」によって異なりますので、事前に確認し「インターネットによる受付期間」に間に合うよう必ず準備のうえ申込をしてください。
詳細は、(公財)建築技術教育普及センターホームページ( https://www.jaeic.or.jp/ )で確認してください。
【主な日程】

【問合せ先】
 公益財団法人 建築技術教育普及センター 試験専用ダイヤル
(一級)050-3033-3821、(二級・木造)050-3033-3822
建築士試験・登録委員長 碇 好生
報告・案内

記憶の中の住まいアルバム

2016年4月の熊本地震から6年近くが経過しました。
復興がすすんで、新しい生活をスタートされた方々が大勢いらっしゃることと思います。
しかし、災害で被害にあわれた方々にとって忘れることができないことも、少しずつ周囲の記憶から薄れていってしまうのが現実かもしれません。
復興に伴って過去の建物の記憶が失われてしまうのは残念なこととして、2011年東日本大震災後に宮城県建築士会女性部会で“記憶の中の住まいアルバム”作成プロジェクトが始まりました。
そして熊本地震後に、九州ブロック青年女性建築士協議会も熊本県阿蘇郡に赴き、ヒアリングや調査を実施して、“記憶の中の住まいアルバム”づくりをスタートしました。九州ブロック青年女性建築士協議会のメンバーや有志で活動を行っています。

今回お手伝いした旧高橋邸は、時々の暮らし方に応じて改造・修繕を繰り返しながら、150年近く代々受け継ぎ、長く大切に住み継がれてきた住まいだそうです。
震災後に家屋は解体され、すでに高橋様は新しい住まいで生活をしていらっしゃいます。
激しく壊れた納屋と解体後の更地を見せていただいたとき、災害の恐ろしさを強く感じました。
何とか旧高橋邸のイメージを再現できないかと写真や図面などのご協力をお願いした結果、快くご提供くださった高橋様に心からお礼申し上げます。
完成したパネルは、COVID-19の非常事態宣言で、直接お渡しすることができなかったことがとても心残りです。
後日、高橋様から、震災前の旧高橋邸をご存じないご家族に震災の体験とともに伝えていく資料にしたい、とメッセージをいただきました。リビングの壁に飾ってくださっているとのことでした。
このプロジェクトを通じて高橋様の思い出の中に、かつての大切な住まいの記憶を残すお手伝いができたのでしたら、嬉しく思います。

地震後の旧高橋邸(写真提供:高橋様)

更地となった旧高橋邸

高橋様から届いたリビング壁のパネル写真

ところで、災害に強いまちづくりや住まいづくりは重要です。
性能を重視しつつ、建物の魅力や味わいを残しながら、たくさんの思いが詰まっている住まいをどのように改修するか、次の世代に引き継いでいくか、
そしてどのようにそのお手伝いをするかも、私たち建築士の大切な使命ではないかと改めて感じています。
これからも“記憶の中の住まいアルバム”が、震災ボランティアの一つの形として、被災した方々のもとに届きますよう願っています。

今回の高橋邸を含め、今までの活動の作品を(公社)福岡県建築士会のHPに掲載しております。


記憶の中の住まいアルバム

青年・女性委員会 福岡地域会 後藤みえこ
案内

令和4年5月 街並み整備 視察研修企画(彦根)のご案内

福岡県建築士会まちづくり委員会景観部会では、今年2月4・5日に開催予定だった彦根視察研修を、新型コロナ感染拡大防止のために延期しましたが、およその終息を期待し 5月に開催することとしました。
彦根城を含む世界遺産登録推進と市の景観まちづくりへの取組を学ぶことを目的としています。
5月20、21日(金、土)一泊2日、視察研修【CPD9単位】です。
ヘリテージマネージャーの方にもお勧めです。

予定詳細は こちら からご確認下さい。

★現地集合、現地解散です。ご自分なりの旅行計画を立ててご参加ください。
尚、宿泊につきましてはご自由ですが、予定表に記載した
「本町宿」 http://honmachi.hcdf.jp
をお勧めします。(※すでに貸切で皆様の分を確保しております。)
◎20日の市役所講義の後は視察と講義です。
◎会食後の実践論意見交換会は、この「本町宿」広間で開催します。

【申込締切】3月18日12時 先着順14名
※3月19日16:30〜17:30 視察研修参加者の勉強会を建築士会事務局会議室で行います。参加をお勧めします。

【問合せ・申込先】(公社)福岡県建築士会事務局
TEL 092-441-1867 FAX 092-481-2355
メール f-shikai@poppy.ocn.ne.jp

★申込書は こちら

※新型コロナウイルス感染状況によって、計画の変更や中止となる場合もございます。

皆様のご参加をお待ちしております。よろしくお願いします。
まちづくり委員会 景観部会 部会長 山口 雅克
案内

3/18(金)”歴史と建築で巡る唐津城下”令和3年度バス研修のご案内

向春の候、皆様におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 
さて、二年前に計画・開催を予定しながらコロナ禍にて延期となっておりました福岡地域会・賛助会合同主催によるバス研修について、下記の日程にて開催することが決まりました。

今回の目的地である唐津市は、古い城下町の風情を残しながら、明治以降の近代建築を担った、辰野金吾、曽禰達蔵、岡田時太郎、村野藤吾といった建築家を輩出した町として有名です。この奇跡のような町の歴史に触れながらの小さな旅を企画しました。
このバス研修は、地域会正会員と賛助会員が一緒に学び、また親睦を深めて頂く事を目的としたものです。
ぜひ皆さま多数のご参加をお待ちいたしております。

《日  時》令和4年3月18日(金)9:00~18:15 (予定)
《集合場所》博多駅筑紫口 ローソン前(集合8:30 出発9:00 解散18:15ごろ)
《コ ― ス》 博多駅〔筑紫口〕→ 旧唐津銀行→近松寺→昼食・懇親会〔長崎荘にて〕→
      旧大島邸 → 旧高取邸 → 唐津城 →博多駅〔筑紫口〕解散 ※コース順変更の可能性あり
《会  費》正会員・賛助会員 1,000円/1人(食事代含む)★当日徴収致します。
       ※前日キャンセルの方は会費をご負担いただきます。
《定  員》40名程度(正会員20名・賛助会員20名)定員になり次第締め切ります。
《CPD単位》申請予定
《申込締切》3月7日(月)までに 建築士会事務局へお申込みください。 

《感染対策について》バス座席は2名掛けに1名とします。また、ワクチン2回接種済み、もしくは当日より
3日前以降にPCR検査にて陰性が確認されている方のご参加をお願いします。当日の朝に、検温・手指消毒
を実施します。研修中はマスク着用厳守でお願いします。皆様のご理解・ご協力をよろしくお願いします。

★お申込み書は こちら

※コロナ感染状況により、急遽中止・延期となる場合もございます。
福岡地域会 地域会代表 大嶌 栄三
福岡地域会 賛助会会長 佐々木 直人
案内

3/25(金)高宮南緑地(旧貝島家住宅)完成見学会

★<受付中止>3月11日午前10時30分をもちまして満席となりました。お申込みありがとうございました。
 昨年度、改修工事中であった「高宮南緑地(旧貝島家住宅)」の見学会を行い、大変好評をいただいておりましたが、このたび改修工事が終了いたしまして、令和4年4月の営業開始を前に、改修工事に携わった福岡県建築士会 鮎川会長のご厚意により完成見学会を開催いたします。
 炭鉱経営で麻生家、安川家とともに「筑豊御三家」の一つとされた貝島家。旧高宮貝島家住宅は1915年、貝島鉱業を興した貝島太助氏の弟嘉蔵氏の邸宅として直方市に建設。1927年に現在地に移築。2005年に福岡市に寄付されました。雁行した建物の形態や平面構成は、福岡地域会で2回ほど見学会を行った百合野山荘(旧貝島栄四郎邸)とよく似ています。
森の中のような外観で外からはなかなか中の様子がうかがえないこの高宮南緑地、是非、見学会に参加されてみませんか?お申込みをお待ちしております。

《日 時》令和4年3月25日(金)15:15~17:15(予定)
《集合場所》高宮南緑地玄関前 (福岡市南区高宮5丁目16番)
      ★15時00分までに集合 (西鉄高宮駅方徒歩数分/駐車場なし)
      ※お申込みの方へは地図をお渡しいたします。
《当日説明者》環・設計工房 担当者
《定 員》20名 ※定員になり次第締め切ります。
《参加費》無料
《C P D》2単位申請予定
《申込〆切》令和4年3月16日(水)まで

※当日はマスク着用/一部施工中の箇所がありますので、ヘルメットもご持参ください。
(写真撮影可。ただしSNS投稿は禁止)

★申込書は こちら
福岡地域会 地域会代表 大嶌 栄三
挨拶

面白計算 (3)

   ×算÷算いい加減(3)
 100÷9.9=?
 10000÷9801=? 
この答はどうでしょう? (大人のクイズより) (続く)
福岡地域会 柘植 成光

貴方の趣味の事や面白い話、経験談や失敗談など何でもお寄せ下さい。

[用 紙 等]
 400字程度。ハガキ、FAX、メール等でご応募ください。
[応募規定]
 氏名 / 住所又は勤務先 / 連絡電話番号
[宛  先]
 福岡県建築士会事務局
 E-mail : shikaifu@crocus.ocn.ne.jp
 FAX : 092-481-2355
案内

事務局だより

福岡県建築都市部住宅計画課から「長期優良住宅認定申請の適正な実施について」のお知らせです。

長期優良住宅の普及の促進に関する法律(平成 20 年法律第 87 号)第 5 条に基づく長期優良住宅建築等計画の認定の申請は、工事に着手する前に行う必要がありますが、県内において申請前に工事に着手する事案が発生いたしました。このことは長期優良住宅制度の運用に対する信頼を損なうものであります。貴団体におかれましては、長期優良住宅制度の適正な運用のため、認定の申請は工事に着手する前に行う必要があることを貴団体の会員に改めて周知いただきますよう、お願いいたします。
また、福岡県長期優良住宅建築等計画の認定等に関する実施要綱第13条第1項に基づく住宅の建築が完了した旨の報告書の提出の際には、工事監理報告書等の添付を求めているところですが、令和4年2月20日以降に当報告書を提出する場合は、建築基準法(昭和 25 年法律第 201号)に基づく検査済証の写しの添付も求めることとしておりますので、併せて周知いただきますよう、お願いいたします。

国土交通省 ー長期優良住宅のページー
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000006.html

◆問い合わ先◆
福岡県建築都市部住宅計画課
住環境整備係
TEL: 092-643-3734
Mail: jukankyo@pref.fukuoka.lg.jp
事務局
案内

連合会だより

「日本建築士会連合会 HP」トップページの下段に「連合会からのお知らせ」「新着情報」が掲載されていますのでご覧ください!(2022/2/28現在)

事務局
福岡県建築士会写真倶楽部を立ち上げました。写真好きな方、部員になりませんか。建築物は勿論、季節の花、風景等など自信作を送ってください。応募をお待ちしております。ただし、未発表作に限ります。
不定期となりますが、応募作品を選考後、発表させていただきたいと思いますので宜しくお願いします。
被写体の肖像権、著作権には、十分注意をはらっていただきますようお願いします。

[応募方法] メール、携帯からの送信、持込等
  [応募規定] 氏名 / 題名 / 住所又は勤務先 / 連絡電話番号
           応募数/応募月につき一人1作品
           コメント/100字程度(撮影した写真に対する気持ちや状況など)
  [宛   先] 福岡県建築士会事務局  shikaifu@crocus.ocn.ne.jp

大牟田地域会 入家 雅彦


挨拶

福岡県建築士会写真倶楽部

【題 名】梅とメジロ
【氏 名】堀 謙二

今年もミカンをぶら下げて餌付けをしています。寒さが厳しいせいかまだ集まりが悪いです。
福岡県建築士会写真倶楽部を立ち上げました。写真好きな方、部員になりませんか。建築物は勿論、季節の花、風景等など自信作を送ってください。応募をお待ちしております。ただし、未発表作に限ります。
不定期となりますが、応募作品を選考後、発表させていただきたいと思いますので宜しくお願いします。
被写体の肖像権、著作権には、十分注意をはらっていただきますようお願いします。

[応募方法] メール、携帯からの送信、持込等
  [応募規定] 氏名 / 題名 / 住所又は勤務先 / 連絡電話番号
           応募数/応募月につき一人1作品
           コメント/100字程度(撮影した写真に対する気持ちや状況など)
  [宛   先] 福岡県建築士会事務局  shikaifu@crocus.ocn.ne.jp

大牟田地域会 入家 雅彦


挨拶

シリーズ「建物の遺影」

建物の遺影・博多スターレーン(2019年撮影)

博多スターレーンは1972年11月開業。西日本最大級の84レーンを備えたボーリング場でした。会員の皆さんもここでボーリングを楽しんだという人も多いはずです。また、ここではプロレスの興行も開かれファンの間では「西の聖地」とも呼ばれました。現在、博多コネクティッドにより開発が進んでおり、オフィスビルに生まれ変わる予定です。

写真倶楽部「建物の遺影」 福岡地域会 江﨑 有

案内

エッセイ

    ・命拾い・
 令和2年元旦、私は済生会病院の個室に居た。師走の昼間に、あろう事か天神の福ビル前バス停で多数の乗降客がいる中に突然の激痛で倒れ込んだのだ。胸が痛かったので最初は心臓かと思ったが背中も痛い!これは何か違うぞと思ったがとにかく凄く痛い。「車を呼んで・・・」とか言ったと思うのだが、かすれた声だったのか誰も寄って来ない。その時丁度目の前の天神ビジネスセンタービル工事中の現場の方(後で前田建設のリュウさんという方と分かり、本当に有難うございました)が近寄って来て、「どうされましたか?」と言い、「救急車を呼びましょう」と携帯電話で手配して放りだしていたバッグも入れてくれて此処に救急搬送されたのだ。救急車の中、病院の中、ストレッチャーでぐるぐると急いで運ばれている最中もずっと「痛い!痛い!」と叫んでいた。ジャンパー・上着・ズボン・下着・と寝たまま気ぜわしく脱がされて・・・検査だろうか?そのあとはよく覚えていない。気がついたら救命センターのベッドに寝ていた。
 夕方、財布に入れていた「緊急連絡先」で駆けつけた同居の息子の家族が足もとに呆然と立っていた。この7階の救命センターで、点滴による投薬と栄養補給で命を繫ぎながらの治療で1週間の絶対安静、大動脈乖離で、30㎝程裂けていて出血していれば即死だったでしょうと医師から告げられた。高齢と高血圧が原因との事。どうやら命拾いをしたようだ。そして大晦日に6人部屋からこの個室に移った。
 年末年始に病院暮らしなんて初めてだ。天気が良く9階なので、何十年ぶりだろう?初日の出が拝めた。静かな朝だった。(続く)
福岡地域会 柘植 成光